一人起業家が労働型から脱却する資産ビジネスの作り方

多くの起業家が、お客様のために毎日一生懸命働いています。

スキルを磨き、時間を費やし、献身的にサービスを提供している。それなのに、なぜか「働けば働くほど、自分の時間がなくなる」「収入がなかなか増えない」というジレンマに陥ってしまうことがあります。特に、一人サロンやコーチ、コンサルタント、講座運営のように、自分の時間と引き換えにお金を得る仕事をしている方に多い悩みです。

この記事では、そうした働き方から抜け出し、時間や場所に縛られずに収入を得る「資産ビジネス」の作り方を、できるだけわかりやすくお伝えします。

労働型ビジネスの限界：頑張りが報われないのはなぜ？

まずはあなたのビジネスは、次のチェックリストに当てはまるかチェックしてみてください

・あなたが休むと、収入がゼロになる
・お客さんを増やすには、働く時間を増やすしかない
・いつも新規のお客さんを探すことに追われている
・病気や旅行で長期的に休むと、途端にお金に困ってしまう

もしひとつでも当てはまったら、それはあなたの「時間」を切り売りする「労働型」のビジネスモデルにはまっているサインです。この働き方では、どんなに頑張っても、時間には限りがあるため、収入にも限界がきてしまいます。

資産ビジネスとは？：働かなくてもお金が生まれる仕組み

「資産ビジネス」とは、一度作ってしまえば、あなたが直接働かなくても自動でお金を生み出してくれる仕組みのことです。

不動産や株なども資産ですが、私たち一人起業家が作れるのは、自分の知識や経験をまとめた「デジタルコンテンツ」です。これは、あなたが寝ている時も、旅行に行っている時も、勝手にお客さんに価値を届け、収入を生み出してくれます。

具体的な資産ビジネスモデルの事例

では、あなたのビジネスに活かせる「資産」を、具体的な例で見ていきましょう。

1. オンライン講座や教材販売

あなたが持っている知識やスキルを、動画やPDFなどの教材として販売します。

コーチやコンサルタントの例
- ・いつもお客さんに教えていることを、体系化して動画にしたりPDF教材にする。
- ・だとえば、集客コンサルの方なら初心者の方に話していた内容を内容を「3ステップでわかる集客の基本」という動画教材として販売する。
サロン経営者の例
- ・お店で販売している物販商品を自宅にいながら購入できるようにオンラインショップを用意する。
- ・お客さんが聞きたがる質問の答えをまとめた「美肌になるための食事ガイド」という電子書籍を出す。

2. オンラインコミュニティの運営

同じ目標を持つ仲間が集まる「場所」を作り、月額料金で参加してもらう仕組みです。

コーチやコンサルタントの例
- ・「ビジネスを頑張る女性起業家のためのオンラインサロン」を作り、月額料金で交流や情報交換の場を提供する。
サロン経営者の例
- ・お客さんがより美しくなるための情報交換や悩みを相談できる「メンバーシップ限定コミュニティ」を運営する。

3. テンプレートやツールの販売

あなたの仕事でいつも使っている便利な資料や仕組みを、誰でも使えるように形にして販売します。

コンサルタントの例
- ・普段、企画書や提案書を作る時に使っている「成功する企画書のテンプレート集」を販売する。
- ・成功しやすいセールスの方法をまとめて「セールステンプレート」として販売する。
デザイナーの例
- ・おしゃれなSNS投稿画像が簡単に作れる「Canva（キャンバ）用テンプレート」を販売する。